- 会社の破産・清算の進め方 -

会社を休眠させる

法的には、会社を消滅させるために、破産または清算という手続きをとることになります。しかしながら、破産清算させる手続きは多くの労力と費用を要します。どちらの捻出も難しい場合は、それ以外の方法があります。それは、会社を眠らせる、というかもう放置ということです。

会社を休眠させる

会社休眠とは、その名の通り、会社を眠らせてしまう、つまり、実体的になんらの活動もせず、要は何もしないことです。従業員はゼロとなり、事業活動はなくなります。訪問客に対応しないし、手紙がきてもさわらない、電話もなし、一切の活動を停止させます。
預金口座も残高はほぼゼロで、なんらの取引もありません。事業を停止させるのですから、もちろん納税もしません。利益がなくても納税する法人住民税も納税しません。

休眠の手続は簡単、税務署等さまざまな官公庁に休眠届を提出すれば手続は終了。
会社は登記簿上だけに存在することになります。

会社休眠化の流れ

滞納している税金は、会社を休眠させるとどうなる?

滞納している税金や借入金は休眠すると払わなくてよくなるというものではありません。もちろん、破産ではありませんから、休眠届を提出したといっても、滞納している税金の納税義務はなくなりません。

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