弁護士 芦原のコラム

【熟成】

  • 法務の技法

締切りよりも前に文書を作ってしまい、
暫く置いてから見直しをすると、
違った視点で検証し、
新たなアイディアなどを盛り込むことができる。
イメージを形にすることで検証が容易になるから、
文章を作成すること自体がツールになっているとも言えよう。

【解説】
昔、司法試験の受験勉強で答案練習会に参加していました。
翌週には添削された答案が戻ってきます。
けれども、添削に納得できません。
指摘されたことは、
ちゃんと違う部分に記載してあるではないか。

ところが、何度も司法試験に落ちて、
勉強方法を見直しました。
半年も前の添削を見直しました。
すると、添削の指摘が正しく、
自分の答案がみすぼらしいことが良くわかったのです。

文章を作った直後は、
色眼鏡がかかっています。
自分の文章を客観的に見ることが難しく、
良くできていると思いがちです。
熟成させることの意味の1つは、
色眼鏡が外れることなのです。

※法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法」 4-7の超要約版です。

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