弁護士 芦原のコラム

【形を揃える】

  • 法務の技法

文章作成の際、
複数の内容を対比させる場合に、
対比させる内容を含む文章や段落を、
同じ形式に揃える、という方法。
形式を揃えることで、
対比していることが強調でき、
しかも読者に構成の読み取りの負担をかけず、
読みやすい文章になる。

【解説】
中身で勝負、
読み手を飽きさせない文章、
と思ってきました。
けれど、読みにくい、
と言われてしまいました。
工夫しているのに評価されないのは何故でしょうか?

同じ文章でも、
感動を与える小説とビジネス文書は目的が違います。
情報を正しく伝えることが目的です。
そこで、文書の構成も、
情報を伝えるツールにしましょう。
例えば、複数の案を紹介するときです。
全ての案を、
①説明、②メリット、③デメリット、④実現可能性、
などに揃えましょう。
後で、情報として検索しやすくなります。
読み手も、
予測が立つのでスムーズに頭に入ります。
書き手も、
書き落としや勘違いを発見できます。

仕事の熱意が感動につながることもあります。
けれどもそれは、
文章の形式以外のところで発揮してくださいね。

※法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法」 4-5の超要約版です。

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