文書作成の際、
1文に含める内容を1つだけにする、
という方法。
気楽にイメージを吐き出したドラフトを、
一文一内容を使って磨き、
曖昧なイメージの原木の中から、
適切な概念を彫りだしていく、
という用法が効果的。
【解説】
最終版まで一文一内容、
という意味ではありません。
文章を磨く場合のツールの1つ、
という意味です。
特に、盛り込みすぎでわかりにくい、
と思う部分の見直しに使います。
例えば、
言い訳が入っている文章です。
「本来A部がすべきところ、
慣れない当部が対応したので時間がかかったが、
こんなにうまくいった。」
この長さなら、まだわかりますが、
同じような文章が複数、
それぞれに言い訳が含まれている文章が、
複雑に絡んだ長文が産まれてしまうことがあります。
そのとき、
言い訳部分と、
本来の地の文を分け、
しかもそれぞれをさらに一内容ごとに切ります。
単語での箇条書きでも良いですね。
要素が見えたら組みなおします。
ほら。すっきりしました。
※法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法」 4-4の超要約版です。