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弁護士 芦原のコラム

【衆議独裁】

  • 法務の技法

一部の会社経営者の間で、
経営の理念として採用されている考え方。
議論は皆で行うが、
決断は一人が行い、
反対意見の者も従わなければならない、
というもの。
多くの意見を検討し、
責任の所在を明確にするから、
リスクコントロールにつながる。

【解説】
リーダーにも様々なタイプがあります。
何でも自分で決めてしまい、
あまり人の意見に耳を傾けないタイプ。
逆に、
調整ばかりで自分の考えを見せないタイプ。
この「衆議独裁」は、
両者の良いとこ取りです。

皆の意見に耳を傾ける点は、
「衆議」。
検討がより深くなり、
リスクが減りますね。
決断し、
責任を持つ点は、
「独裁」。
毒のある言葉ですが、
決断力と責任感を表しています。

この2つの要素、
両方共逆のタイプには、
なりたくないですね。

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