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弁護士 芦原のコラム

【顔を立てる】

  • 法務の技法

トラブルの解決だけでなく、
複数部門で仕事を行う場合にも、
他部門の言い分をよく聞くことが大切。
自部門の主張がすべて否定された案件について、
業務分担させられるとやる気がなくなるが、
参加した手応えがあると、
やる気が出てくる。

【解説】
あの課長、
会議に呼ばないと駄目ですか?
どうせ反対するだけなんですけど。
それでも、
部長は会議に呼ぶように指示しました。
何故でしょう?

理由の1つ目は、
呼ばないと後が大変だからです。
聞いてない、
と言われ、
協力してくれないかもしれません。

2つ目は、
プロセスです。
偏った意見で判断したとなれば、
その判断自体が問題になりかねません。

3つ目は、
自覚です。
評論家になってもらうのではなく、
当事者として関与してもらうのです。

課長の意見も考慮した結論になれば、
より効果的ですね。

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