弁護士 芦原のコラム

【SLA】

  • 法務の技法

サービスレベルアグリーメントの略。
システム開発や運用の際、
ベンダーの提供するサービスのレベルに応じて報酬などが決まる、
とするルールが、
典型例。
債務不履行が生ずれば損害賠償か契約解除、
という伝統的なペナルティ中心の方法とは違う履行確保手段。

【解説】
私が、
ビジネス側の担当者から学んだ中で、
このSLAはとても印象的でした。
その理由の1つ目は、
「飴と鞭」そのものだからです。
どうしても、
相手を「縛る」という発想が強い中で、
インセンティブを与える、
という発想は印象的でした。

2つ目の理由は、
ビジネス側が工夫して発展させてきたルールだからです。
当初、
これは付属書類で、
契約じゃない、
という理解をITの人たちがしていました。
けれど、
これも立派に契約の一部です。
それを、
自分たちのリスクコントロールの一環として発展させてきたのです。

自分の業務に関し、
リスクをコントロールするために「ルール」を工夫できないか、
考えてみましょう。

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