戦場で、
軍の指揮系統から離れ、
独自の判断で行動することが許された部隊。
高い視野から戦況を見極め、
戦線の弱点の防衛に加わったり、
突破口を開くために攻撃に加わったりする。
法務も、
社内で遊軍的な機能を果たす能力があるはずである。
【解説】
「法務の技法」からの引用ですので、
法務の側から見ています。
ビジネスの側から見ると、
法務がそんなにかっこよく活躍しているのか、
という気になりますね。
ところで、
遊軍が必要なのはどのような場合でしょうか。
それは、
組織がしっかりしている場合です。
柔軟で、
現場に権限が広く与えられている組織では、
隙間がなかなかできません。
ところが、
しっかりした組織では、
部門間にどうしても隙間ができます。
誰かが「組織の壁を壊す」と大鉈を振るうのを待つのではなく、
小さな隙間を埋めることも大切です。