弁護士 芦原のコラム

【議事録】

  • 法務の技法

せっかくの会議で何も決まらずうやむやのうちに終わることを防ぐために、
役立つ。
会社の意思決定プロセスの強化と証拠化にもなる。
議事録を意識して、
会議の活力が失われたり、
責任の押し付け合いになったりしないよう、
会議運営の工夫が必要。

【解説】
議事録を作れと言われました。
どこまで詳しく書くのでしょうか?

議事録の書き方には、
会社や職場の流儀があります。
まずは、
それぞれの流儀に従いましょう。
けれども、
会議の種類や目的に応じて、
詳細な方がいい場合と、
そうでなくていい場合もあります。

例えば、
役員が検討過程を検証している会議の場合。
わざと気になる問題点を指摘し、
説明させて、
十分検討したかどうか確認することがあります。
言葉どおり残しておくと、
問題点があるのに隠しているような会話に取られかねません。
・・・という問題点について質問があり、・・・と対応したことが確認された」
と記載することが、
会議の目的に合致し、
誤解を防げます。

書くべきか書かざるべきかで悩んだら、
会議の目的に立ち戻ってみましょう。

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