弁護士 芦原のコラム

【時計メソッド】

  • 法務の技法

くどい話の繰り返しを避けるため、
同じ話の2巡目以降、
話の進行を時計の動きになぞらえて合いの手を入れる方法。
他人をコントロールするためのツールではなく、
コミュニケーションを取り、
気持ち良く話をしてもらうためのツールとして捉えるのがコツ。

【解説】
アナログの時計の針をイメージしてください。
正午から話がスタートし、
1巡したら1時です。

1巡目は、
丁寧に話を聞きます。
ポイントは、
1時5分の部分に来たときです。ここで、
「なるほど、だから1時30分になるのですね」
と合いの手を入れます。
お、わかってるな、
と、1時30分から話をしてくれれば、ラッキー。
次は、1時35分です。ここでも、
「なるほど、だから2時になるのですね」
と合いの手を入れます。さらに、
「そうすると、こっちの問題はどうなるのですか?」
と別の話題に振るのです。

同じ話を4回も5回も繰り返す人との会話で試してみてください。
くれぐれも、失礼のないように。

※法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法」2-2の超要約版です。

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