『泣いた赤鬼』(浜田廣助、偕成社、1965)で、
村で大暴れする青鬼を赤鬼が懲らしめたことから、
赤鬼は、
その望みどおり村人と仲良くなった。
厳しいことを言う役割と、
取り成す役割を分担し、
論点を明確にして、
理解と信頼を得る、
という作戦。
【解説】
ヤクザもののドラマで、
若い組員が暴れ、
親分が黙らせる、
という場面を見ますね?
英語にも、
良い警官と悪い警官、
良い弁護士と悪い弁護士、
という例えがあります。
ただし、
会社の中で恐喝めいたことをしろ、
という意味ではありません。
あくまでも、
厳しい突っ込みに耐えられることを確認したり、
論点を明確にしたりするためです。
例えば、
いつも厳しく突っ込む人に、
事前に相談に行きます。
突っ込みどころを教えてもらい、
予め対策を講じておきます。
実際の会議の場で、
その突っ込みに耐えるかどうか、
確認してもらうのです。
ヤクザのように感情を揺さぶるのではなく、
議論を立体的に明確にするのが目的です。
変な使い方をしないように。。。