弁護士 芦原のコラム

【赤鬼青鬼作戦】

  • 法務の技法

『泣いた赤鬼』(浜田廣助、偕成社、1965)で、
村で大暴れする青鬼を赤鬼が懲らしめたことから、
赤鬼は、
その望みどおり村人と仲良くなった。
厳しいことを言う役割と、
取り成す役割を分担し、
論点を明確にして、
理解と信頼を得る、
という作戦。

【解説】
ヤクザもののドラマで、
若い組員が暴れ、
親分が黙らせる、
という場面を見ますね?
英語にも、
良い警官と悪い警官、
良い弁護士と悪い弁護士、
という例えがあります。
ただし、
会社の中で恐喝めいたことをしろ、
という意味ではありません。
あくまでも、
厳しい突っ込みに耐えられることを確認したり、
論点を明確にしたりするためです。

例えば、
いつも厳しく突っ込む人に、
事前に相談に行きます。
突っ込みどころを教えてもらい、
予め対策を講じておきます。
実際の会議の場で、
その突っ込みに耐えるかどうか、
確認してもらうのです。

ヤクザのように感情を揺さぶるのではなく、
議論を立体的に明確にするのが目的です。
変な使い方をしないように。。。

弁護士 芦原 一郎のコラムはNoteでも公開中!!

最新Youtube動画

ページ上部へ
CLOSE