多様な事象に対応するため、複数のルールについて、
原則ルールと例外ルールに分けて整理する方法。
ルールの隙間ができない、という技術的なメリットだけでなく、
ルールの構造が理解されやすいという、
実務上のメリットを活用するのがポイント。
【解説】
2つしかない場合を想定します。
「Aのときはa、Bのときはb」というルールの、
どこに隙間があるのでしょうか?
それは、AかBか、はっきりしない場合です。
aとbのどちらを適用するのか、わかりません。
「原則はa、Bのときはb」というルールにすると、
どうなるでしょうか?
AかBか、はっきりしない場合には、
aが適用されます。
ものごとを理解する際、頭の整理に使えます。
会議で、議論の整理に使えます。
「多くの場合はこうだけど、例外的にあんなこともある」
という具合に。
※法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法」1-10の超要約版です。