リスクを、抽象的な言葉ではなく、具体的なシナリオによってイメージする手法。
想像力の鍛錬に使うだけでなく、会議の場で議論を充実させるツールとしても使える。
ゲーム感覚でシナリオ作りをすれば、連帯感も生まれる。
<解説>
「あなたのプランには、リスクがないんですか?」と質問したら、警戒されてしまいました。
責めるつもりはないのに、残念です。
そこで、もっと気楽な「ゲーム」にしましょう。
「『最悪シナリオ』作りです。私なら、取引先の倒産かな、と思いますが、どうですか?」
「いえ、それよりも原料ですね。この商品は、原料が命ですから」
「そうすると『最悪シナリオ』は?」
「原料調達先をライバル会社に取られることです」
相手が、自分から話をしてくれるようになりました。
どんなリスクがあるんだ?という話法では拾えない話です。
『最悪シナリオ』を一緒に考えてもらいましょう。
※法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法」1-1の超要約版です。